Co-opが一番楽しい時期

 完全に自分にとっての話であるが、誰かと一緒にやるゲームが一番楽しい時期は、始めたばかりの頃だと思う。その限りではない場合も多くあるのだが、大体のゲームはそう。

Co-opゲー(協力型のゲーム)を例に取ると、上級者に対して「なんだこの人!つえー!」とか思いながらプロ特有の動きを見る楽しみや、初心者に対して「ボク初めてなの?おねーさんが手取り足取り教えてあげる」てな感じで成長を見る楽しみなどがあり、必ずしも腕前の差によって楽しみが損なわれるばかりではない。

しかしやはり個人的には、同じくらいの腕前の人と苦戦しつつも強敵に勝利したり、まだ勝てそうにもない相手に挑み為す術もなく全滅させられて爆笑したりするときが一番楽しい瞬間だと感じる。

そのため、できる限り「ゲームを同時に開始する」ことで最もその条件を満たしやすいと思っており、「何か新しいゲームを誰かと一緒に始める」ときが一番ワクワクするし、楽しい。

ゲームによって一番楽しめる期間は違い、また、それは一緒にやる人と自分の成長速度の差にもよる。

後者に関しては同時に始めた以上、腕前に天と地ほどの差が出ることは、余程時間が経ち、プレイ時間の差が極めて大きくならない限りまずなく、また、違う人間なのだから吸収できるものも違うわけで、全く同じレベルで腕前が成長していくことなんてありえない。なので割とどうでもいいし、少々の差があろうが仕方ないなと思う。

前者に関しては、そのゲーム内にどれほどの「レベル」的な要素があるかによる。つまり、やったらやっただけそのゲームのデータ自体に蓄積される経験値的要素、装備アイテムやスキルなどがどれだけあるかによる。それらがあればあるほど、プレイ時間による差がどんどん出てきて、上手い具合に同じくらいのプレイ時間であるうちはいいのだが、いずれはどうしたってそこに差は出てくる。そしてその差は往々にして自分の腕前では中々埋められないものである(装備品やレベルによる「火力」の違いなど)。

そういった点を全て否定するわけでもなんでもなく、むしろレベル上げなり装備品集めなりは割と好きなほうなのだが、「誰かと一緒にゲームをする際に一番面白い時期」という観点から見ると、それは過ぎてしまったんだなと感じてしまう。

単純にそのゲームに慣れてきてしまい、新鮮味がなくなってくるから、という理由もあるのだろうが、個人的に上記のような、レベル的要素アイテム的要素による「ズレ」を、一緒にプレイする人と自分との間に感じれば感じるほどつまらなくなってしまう。

それが最も顕著に現れるのがMMORPGのようなネットゲームである。

友人とネトゲをやるとき、「レベルっていう数値上でもう違っちゃってるから、どうしようもないよね~」っていうあの感じが、どうも萎えちゃう。少しくらいの差なら問題ないんだけど、ずーっと同じようなレベルの進み具合でネトゲをやるって難しい。

これに関しては前述した通り「友人とプレイする場合」の話で、ただ同じくらいの進行度の人を探してPTを組めばいい話ではあるんだけども。

それこそ最近のCo-opゲーはオンラインでできるものも多いので、無理にプレイ時間が全然違う人とやらなければならないなんてことは全くない。

ただやっぱり気の合う友人とやるのが一番楽しいわけで。Skypeで通話しながらできるし。それにネトゲやってもほぼ確実にぼっちプレイをする俺にはそんなコミュニケーション能力はない。(ドラゴンズクラウンのような「PTを組む」ことにあまりコミュニケーションの必要がないゲームであれば別だが)

 

うーむ、書いたことを踏まえると、

俺はCo-opゲーをやるとき、「全員が各々の全力を出してプレイしなければクリアできない」みたいなことに魅力を感じているんだろうか。
「予備知識が一切ない状態で、どれだけアドリブでやれるか」みたいなところにも魅力を感じているのかもしれない。

くそ長い上にまとまってない。何を深夜にやっているんだわしゃ